その場に居合わせただけの理由で痛ましい事件に巻き込まれたと言う報道がされることがあります。海外と比較しても安全と言われている日本でも、何処にいても安全とも言えないと人々が気付き始めているのかもしれません。

万が一の時に備えてと護身用品に関心をもつ人が増えているようです。護身用品と言って思いつくのはまずスタンガンでしょうか。電撃で相手の動きを止める道具ですが、ドラマのように気絶させるのは高電圧のモデルでも難しいようです。

警察官が持ち歩く警棒も護身用品の一つです。三段伸縮でグリップを握って振ると伸びる構造のものが一般的ですが、特殊な形状の警棒も存在します。

あまり意識はされないのですが、懐中電灯にも護身用品として扱われるものがあります。タクティカルライトと呼ばれるのがそれで、暗闇を照らすだけでなく敵を怯ませるための強力な閃光を放ちます。

催涙スプレーも敵を怯ませるための護身用品で、目に入ると痛くて開けられず、吸い込むと咳を止められない状態になるので高い効果があります。しかしこれらは敵に奪われると危険なので、警察では防犯ブザーを推奨しているそうです。何より身を守るのは道具ではなく危険に備えようとする自分の心構えだと思います。